2020年6月15日月曜日

徐々に

 2週間の分散登校期間が終了し、通常の登校が始まりました。学校の活気も徐々に以前の状態の近づきつつあります。食堂の利用方法や授業時間などで三密を避ける対策は取りつつ、元の生活を取り戻してきています。ただ今後の学校行事や部活動の大会などの実施については不確定な部分が多く、例年の学校生活とは全く違うものとなっています。期待していたものがなくなった現実を受け止めなければいけません。特に3年生の高校生活最後の年にこのような事態に巻き込まれてしまったという無念さは、想像するにしのびありません。今後さらに学校生活が正常化し安定すれば、かえって喪失感が増すかもしれません。

 このような中で必要なことは、少し視野を広げて、ちょっと遠くの未来に思いを巡らせて自分の未来に向き合い、自分の人生の目的と目標について考えてみることです。成長し続ける人の特徴のひとつに目標設定が上手いという特徴があります。コロナ禍は全人類にかかってきた災いです。これが原因で達成できなくなった高校時代の目標は再設定しなければいけません。このコロナ禍を言い訳にせず、自分の未来のために前へ前へ進んでいくことが重要です。数年後にこのコロナ禍を前向きに乗り越えたから大きく成長できたと自信たっぷりに自慢できるようになってもらいたいと思います。