本校で休校措置を行ってから2週間が過ぎようとしています。日本だけではなく世界各国が想像もできなかった非日常の生活を送っています。作陽高校は卒業式を中止という判断をしました。3年間共に過ごした仲間たちとの最後の集まりの場を提供してあげられなかったことはまことに無念ではありますが、この困難を乗り越えた学年としてより絆を深めてもらいたいと思います。本来卒業式に渡さなければならなかったものは、卒業生の手元に届いていると思います。その中のひとつの卒業アルバムというものは卒業して何年もたってからその価値を増していきます。数々の思い出とともに大事にしてください。
今学校では現役の生徒諸君が戻ってきたときに速やかに元の生活に戻れるように準備をしています。また新入生の皆さんを無事に迎え入れられるよう段取りを組んでいます。困難に前向きに立ち向かった人は何物にも代えられない強さを手に入れることができます。この今後も予想できない困難を受け身でとらえるのではなく、今自分ができることは何かを思いを巡らせ、限られた環境の中で積極的に活動してもらいたいと思います。
皆さんと元気な声であいさつできることを楽しみにしています。