2021年6月3日木曜日

元気を頂きました。

  20年以上会っていなかった教え子二人が、昨日学校を訪ねてきてくれました。高校を離れてから20年間のいろいろあったことや今している仕事などについて、とてもうれしそうにいきいきと話してくれました。

 教え子と久しぶりに会うといつも感じることがあります。会った直後は高校時代の印象から始まり、話をしているうちにそれぞれの世界を築いていることに感心させられます。このギャップがとても楽しく、また頼もしく思います。我々の知らない世界で自分の居場所をしっかりと作っている教え子の話を聞くことで成長を感じられることは、教員の一番の喜びです。

 それと同時に我々教員も教え子が成長している月日の中で、経験を積み成長しているかが重要です。社会情勢もどんどん変わり、時代は加速して進んでいます。卒業生が帰ってきた時に、先生は昔と変わらないという安心感と進化していることを感じ取ってもらえるようでなければいけないと思っています。

 教え子の訪問は、我々教員に元気を与えてくれます。またの訪問を楽しみにしています。

2021年5月19日水曜日

明日5/20より通常授業を実施いたします。

2021年5月20日(木)より通常授業とします。ご理解ご協力をよろしくお願いいたします。



2021年5月17日月曜日

新型コロナウイルス感染症の対応について(今後の予定について)

 新型コロナウイルス感染症の対応のための日程を下記のようにいたしました。ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。

2021年5月16日日曜日

2021年5月17日(月)は休校といたします。

 2021年5月17日(月)の休校について
 5月16日(日)に本校生徒が新型コロナウイルス感染陽性者と診断されたための措置として、5月17日(月)は休校といたします。ご理解ご協力をよろしくお願いいたします。



2021年5月14日金曜日

新型コロナウイルス感染症の対応について

  岡山県が、岡山市、倉敷市の全域に「まん延防止等重点措置」の適用を申請しました。期間としては514日(金)から5月末までを目途としています。本校としては引き続き感染予防に努め、通常通りの学校運営を行っていきます。ただし、学校の寮に入っている生徒の不要不急の帰省につきましては不可としています。また、部活動につきましても公式戦以外の対外的な交流は、原則禁止としています。

 岡山県高校体育連盟からは、同高体連主催の大会について感染症対策を徹底して行った上でできるだけ予定通りに実施する方向であるとされています。ただし、不測の事態が起こる可能性は十分にあります。その際には本校として慎重に判断いたします。

 高校生にとって日々の学校での生活、部活動はかけがえのないものでありますが、全ては安心安全の上に成り立っているものであります。本校の教育活動にご理解をいただきたいと思います。

岡山県作陽高校

校長 野村雅之

2021年4月8日木曜日

ご入学おめでとうございます。

 春の暖かな日差しの中、新しいデザインの制服を着た入学生が登校してきました。2021年度の入学式を厳粛な雰囲気の中で執り行うことができました。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から新入生と教職員のみの開催といたしましたが、保護者の皆様のご理解をいただき無事挙行できましたことを心から感謝いたします。コロナ禍がまだまだ続く中で、新たな場での高校生活を迎える新入生の成長を楽しみにしています。


2021年度 岡山県作陽高等学校 入学式 校長式辞

 歴史を偲ばせる津山城の石垣が我々に落ち着きと安心感をもたらせてくれています。その日本でも有数の名跡である津山城の石垣に、吉井川をはさんで対峙する、ここ岡山県作陽高等学校に入学する皆さん、おめでとうございます。新入生の皆さんは新型コロナウイルスによる世界的混乱の中で進路決定をしなければなりませんでした。それに対して愛情をもって支えてこられたご家族や関係する方々にも敬意を表し、心からお喜び申し上げます。

 本来であれば、この入学式は多くの来賓の方々や保護者の皆様方にご来場いただき、みなさんの前途を祝して頂くべきものであります。しかし感染拡大防止の観点から新入生のみの式典といたしました。このウイルスのために2020年度は多くの学校行事が中止または縮小しての実施となりました。コロナ禍の終息の見通しはたてられない状態ではありますが、過去の歴史を振り返ると世界は新型コロナウイルスと共存していく方向に進んでいくと思います。作陽高校も少しずつ、しかし確実に前に進んでいきますが、この混乱の中で、君たちは新たな環境で高校生活を始めることになります。

 作陽高校は1930年に創設者松田藤子先生によって「大乗仏教に基づく豊かな人間性の涵養」を建学の精神として開かれました。これは簡単に言うと「他人を思いやる心や感動する心を育てる」ということです。今から91年前の昭和5年に今後どんなに文明が進もうとも人としての原点は心にあるとの松田藤子先生の思いから作陽高校は設立されました。利便性や採算性を重要視する時代になっている今だからこそ、原点である心の教育がより重要だと作陽高校は考えています。今、世界的混乱の中に置かれている私たちはそこに気付くチャンスが与えられています。快適が当たり前の生活から不便を強いられる生活になりました。1年数ヶ月前の当たり前の日々が、どれだけありがたいものなのかということに気が付かなければなりません。それに気づけばあらゆることに感謝の心を持ち、それに報いるために物事に懸命に取り組むことができるはずです。困難に直面し壁に突き当たった時であっても、それが自分を大きく成長させるチャンスであると常に前向きにとらえられるよう感謝の心を持つことができれば、この世界的混乱からの復旧に大きなパワーを与えることになるでしょう。心に火がつけば、人は大きく変わることができるのです。

 君たちは、それぞれに願い・思いをもっているとおもいます。作陽高校で君たちの持っている夢、目標は実現可能です。この全世界的混乱の中で入学式を迎える君たちには、自分の願い想いを確認し、さらに強めて、将来に向けての気持ちを固めて高校生活を始めてもらいたいと思います。君たちのこれからの活躍を期待します。

                           令和3年4月8日

                           岡山県作陽高校学校 校長 野村雅之


2021年4月6日火曜日

いよいよ始まります。

  2021年度が明日から始まります。明日7日が始業式、明後日8日が入学式です。新型コロナウイルス感染拡大防止に努めながらのスタートとなり、入学式は入学生のみといたしました。昨年の今頃は新型コロナウイルスに振り回されており、新年度始まって10日ほどで休校措置をとりました。今年度は細心の警戒を促しながら、学校活動の幅を状況に応じながら広げられたらと考えています。

 
今年度から男女とも制服を変更したため、より新入生を迎えたという感が強くなるのではないでしょうか。我々教職員も今年度に向けて新たな気持ちで臨みたいと思います。

2021年3月31日水曜日

桜散歩2

  早朝の様子です。天候時間によっていろいろな顔があり、それぞれいいものです。またあまり県外に走られていませんが、宮住公園も絶景ですの様子です。天候時間によっていろいろな顔があり、それぞれいいものです。また出張の道端ではありますが、三休公園も絶景でした。




城東むかし町


三休公園
早朝の千光寺

2021年3月26日金曜日

桜散歩

作陽高校からの景観
  鶴山公園の桜が見事です。津山さくらまつりが3月27日から始まりますが、桜の方が待ちきれずにほぼ満開になりつつあります。鶴山公園の桜は、石垣下から見上げて良し、石段を登って見下ろして良し、吉井川対岸の遠方から眺めて良しの景観です。また推定樹齢150年の千光寺のしだれ桜も見事です。毎年この時期に歩いて桜巡りをしますが、普遍的に咲く桜の様子を見ると安らぎを覚えると同時にパワーを与えられる気がします。この時期だけの楽しみです。




2021年3月1日月曜日

ご卒業おめでとうございます。

 あたたかな春の陽気を感じられる中で、2020年度の卒業式を厳粛な雰囲気の中で執り行うことができました。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から一部制限をかけた卒業式といたしましたが、保護者の皆様のご理解をいただき無事挙行できましたことを心から感謝いたします。コロナ禍がまだまだ治まらない中での新たな世界への挑戦をこれからも応援していきたいと思います。そういう思いで卒業式での式辞を述べました。


2020年度 岡山県作陽高等学校 卒業証書授与式 校長式辞

 みなさん、ご卒業おめでとうございます。またこの卒業式をライブ配信でご覧になっているご家族の皆様にも、今日の良き日を迎えられたことを、心からお祝い申し上げます。

 例年であれば、多くの来賓方が君たちの卒業をお祝いしようとこの会場に駆けつけてくださり、また君たちを大切に育ててくれた保護者の皆様方も君たちの最後の作陽高校の制服姿を見に来ていただけるはずでした。しかし、今年度の卒業式は新型コロナウイルス感染症の防止対策を考慮した結果、このような形での開催と決断しました。ちょうど一年前の昨年度の卒業式は、感染拡大防止のための休校措置を取り始めた日でした。多くの地域からの出身者が在籍している本校として、やむなく大切な卒業式の中止の決断をいたしました。一年前のその時点で君たちの人生で一度しか経験できない高校三年生の一年間が、全く例年と違うものになると思っていなかったのではないでしょうか。 

 2020年度は、4月7日に教室で行った始業式から始まりました。この慣れ親しんだ体育館に全校生徒が集まることのない一年間であり、今年度初めての式典がこの卒業式となりました。同級生や後輩たちとつながりを深める学校行事などの活動が非常に少なく、部活動においても多くの公式戦が中止となり、やり遂げたという思いがないままに引退してしまった人もいると思います。まさに先行きの見えない時代を象徴する混乱の一年間だったと思います。日本だけではなく世界中がこの事態に混乱し、そしていつまで続くか正確な予想は立てられない状況です。ここで作陽高校を卒業する皆さんは、この歴史的な混乱の中で次の進路に向けて進みます。いつも通りではない中でスタートを切り、新たな生活をしていかなければなりません。

 そこで卒業生諸君に「作陽高校校歌三番」の歌詞を改めて説明し、それを贈る言葉としたいと思います。一番と四番は日頃から歌う機会がありますが、三番はあまりなじみがないと思いますが、先輩の卒業生の中には、三番が心に残るという人もいます。改めて三番の歌詞を読み上げます。 

五濁(ごじょく)の海は荒くとも 不動の信念われにあり

   静寂和敬(せいじゃくわけい)の精神(こころ)には さへぎる波もあらじかし 

 最初に出てくる五濁とは仏教用語であり、社会が混乱するときにおこる五種類の乱れを指しています。難しい言葉ですが、劫濁(こうじょく)、見濁(けんじょく)、煩悩濁(ぼんのうじょく)、衆生濁(しゅうじょうじょく)、命濁(みょうじょく)という五種類の世の中の乱れを指しています。一つ目の劫濁(こうじょく)とは、時代的困難、飢饉や戦争、この度の新型コロナウイルス感染症のような疫病などの時代や社会の大混乱を指します。二つ目の見濁(けんじょく)とは、思想の乱れを言い、悪意に満ちた間違った見方や考え方が常識となってはびこる状態を指します。三つ目の煩悩濁(ぼんのうじょく)とは、欲望や憎しみなど、人々の煩悩が渦巻く社会になることを指します。四つ目の衆生濁(しゅうじょうじょく)とは、人びとの良心の資質が衰えた世の中になることを指します。五つ目の命濁(みょうじょく)とは、生命が軽んじられ、生きていることのありがたさや意義が見失われるような状態を指します。 

これからそれぞれのステージに飛び出そうとしている君たちは、現在もまだ完全終息が見えないコロナ禍に立ち向かい、様々な価値観が乱立し、多くの人が将来への不安を感じている五濁の海ともいえる世界に飛び出そうとしています。改めて三番の歌詞をかみ砕いてみますと、「このような困難が渦巻く世の中でも、ぶれない心を持ち続け、落ち着きを保ち、人を敬う心を持てば、君たちの前に立ちはだかるものはない。」という意味になります。

  ここで必要となるのは、常日頃から君たちに伝えていた「人間性」と「人間力」です。人を思いやり、人の幸福を願う利他の心を持つ人は、新しい環境でもいずれ大きな信頼を得ると思います。豊かな人間性は、荒れている五濁の海において、君たちの周りの荒波をきっと穏やかなもととしてくれます。また様々な価値観が渦巻くように存在している現代で、自分の考えをしっかりと持ち表現できる人は、多くの人々を引き付け、巻き込み、大きな力を持つことができるようになると思います。たくましく生き抜くための人間力は、荒れる大海原でもしっかりと漕いで行くことのできる大きな力と必ずなるはずです。

 より豊かな人生を送るために「人間性」と「人間力」をこれからも意識して自ら鍛えていってください。そして強い思いを持ち、自らを成長させ、ぶれずにやり続ける、作陽高校の校訓「念願は人格を決定す 継続は力なり」を実践してください。

君たちの大いなる飛躍と、成功を祈念いたしまして、式辞とさせていただきます。

2020年3月1日  岡山県作陽高等学校 校長 野村雅之



 それぞれの進路へ進んでいく卒業生諸君の新たなステージでの活躍を楽しみにしています。そしてまた母校に顔を出してくれる時を楽しみにしています。

2021年1月22日金曜日

校外行事

 コロナ禍の中ではありますが、 1月21日に1年生のスキー実習を実施しました。天候にも恵まれ、薄着でも過ごせるような中でスキーを行うことができました。今年度は休校措置をとり、また長期休暇の後には分散登校の期間を設け、学校行事もなかなか実施することができなかったため、1年生にとっては、学年全体で動く初めての大きな行事でありました。生徒の普段見ることができない笑顔をみることができ、私自身もとても幸せでした。

 実習場所である恩原高原スキー場は、私が作陽高校に赴任したころはスキー場まで2時間以上かかっていたと思います。現在では道路も整備され、ほぼ片側1車線の道幅となり運転も楽になりました。気候も変わり以前より積雪が少なくなり、当日も道路に雪もなかったため1時間ほどでいくことができました。30年ほど前はスキー場へは苦労していくものであると思っていましたが、便利になりました。しかしその反面、異常気象による毎年のように起こる雪不足に不安を抱きます。ウインタースポーツは生涯楽しめる趣味になりえます。身近に行うことができる環境はありがたいと思います。

 用具の進化のせいか、以前と比較すると生徒の上達は早いように思えます。午後には初心者の生徒でも中級者コースまで上がって滑っていました。閉校式の後には、本当に楽しかったという声も多く聞こえました。2月には2年生のスキー実習も計画されています。2年生の皆さんは、ゲレンデコンディションがいい状態であることを祈りつつ、楽しみにしていてもらいたいと思います。

 

2021年1月5日火曜日

2021年の学校生活が始まります。

  2021年が始まりました。今年のお正月は、例年のようないわゆる正月気分ということにはなりませんでした。

 3学期のスタートも例年とは異なります。冬休み中の新型コロナウイルス感染の状況から、寮生の多い本校は当初の予定とは違う分散登校でのスタートとなります。

 「一年の計は元旦にあり」といいますが、この先行きが予想できない現状の中においても、目標設定をしっかりと行い、自分がやらなければならないことに集中して取り組むという決意を持って元気に登校してきてもらいたいと思います。

2020年12月30日水曜日

2020年

 2020年がもうすぐ終わり、新しい年を迎えようとしています。昨年のこの時期には、生徒の皆さんに「一年間でやり残したことや悔いが残るようなことはなかったか振り返ってください。」ということを問い、「やり残したことをそのままにしないでください。悔いは次にいかせば反省になります。令和2年の宿題として必ずやり遂げてください。」とメッセージを送りました。まさか2020年が世界中が歴史的な災難に巻き込まれるとは、1年前には思いもしませんでした。

 いろいろな経験ができただろう学校生活も多くの制限がかかり、思い描いていたものとは全く違うものとなってしまった1年でした。仕方ないとはいえ、やり残したことだらけの1年となってしまったと思います。当たり前の日常がいかに貴重なものか実感できました。

 年が替わってもまだ先行きが不透明な状態が続くと思います。未来への充電期間と捉え、この中でできることを精一杯続けることが大切だと思います。

 良い年をお迎えください。

2020年11月22日日曜日

知らなかった美しさ

 「鶴山公園」は、言わずと知れた桜の名所です。毎年、春にはお城山に登っていましたが、秋に登ることは今までありませんでした。あまりに身近な存在であるがために、普段はお城山の昔からほとんど手つかずの石垣の素晴らしさを忘れてしまっています。その石垣を背景に紅葉の木々が素晴らしい色付きを見せていました。また、この時期に1本だけ桜が咲いていました。歩いてみることでいろいろな気づきがありました。近くにありすぎて、気が付かないものがあるということを教えてもらいました。










2020年10月19日月曜日

懐かしい昔話とともに

  最近、何名かの卒業生と会う機会がありました。卒業して20年以上たち、各職業で立派に社会貢献している卒業生でした。それぞれに仕事の様子を聞いてみると、やりがいを持ち自信をもっていろいろと苦労話や取り組みなどを教えてくれます。やはり社会には学校内ではうかがい知れない多くのことがあるのだなと改めて実感します。

 ただ共通して思うのは、社会に対して何ができるのかという考えを少なからず持っているということです。生活のために仕事をしているだけではなく、世の中に対して何か仕掛けを作ることを意識しているように感じます。

 在校生にはたびたび話をしていますが、現代は何が起こるかわからない時代です。たくましく生きていくために人間性・人間力を身につけ、積極的に仕掛けていかなければいけない時代です。受け身のままで待つのではなく変化に対応できなくなります。さらに言えば変化を待つのではなく、変化を生み出していく側にまわるぐらいの積極性が必要ではないかと思います。

 卒業生たちがそんなことを感じさせてくれました、ありがとうございました。

2020年7月27日月曜日

第2回定期考査

 本日から第2回定期考査が始まりました。年間に5回の定期考査がありますが、今年度より呼び方を第1~5回定期考査と変えています。第1回は新型コロナウイルス感染拡大防止のための休校により中止となり、今回の第2回が今年度最初の定期考査となります。1学期に行う予定であった第1・2回は大幅な予定変更がありましたが、第3~5回については昨年と同時期に行う予定です。
 定期考査近くになると居残り勉強をする生徒の数が増えます。しかし、本来は日々の積み重ねから考える力を向上させることが大切であって、定期考査のために学力を向上させることが目的ではないはずです。学ぶことの面白さを知り、社会の動きに興味を持ち、日頃から見聞を広め、考察力を高める努力をして欲しいと思います。もう少しで短い夏休みに入りますが、しっかりとした学習習慣の定着を望みます。
 この考査が終われば、3年生は進路の最終的な決定をしなければいけません。学校のスケジュールが大幅に変更となり、思い描いていた一年と大きく変わってしまっていますが、時間は刻々と過ぎていきます。自分の将来を思い描き、未来の自分に対して責任をもって今を過ごしてください。
 

2020年6月15日月曜日

徐々に

 2週間の分散登校期間が終了し、通常の登校が始まりました。学校の活気も徐々に以前の状態の近づきつつあります。食堂の利用方法や授業時間などで三密を避ける対策は取りつつ、元の生活を取り戻してきています。ただ今後の学校行事や部活動の大会などの実施については不確定な部分が多く、例年の学校生活とは全く違うものとなっています。期待していたものがなくなった現実を受け止めなければいけません。特に3年生の高校生活最後の年にこのような事態に巻き込まれてしまったという無念さは、想像するにしのびありません。今後さらに学校生活が正常化し安定すれば、かえって喪失感が増すかもしれません。

 このような中で必要なことは、少し視野を広げて、ちょっと遠くの未来に思いを巡らせて自分の未来に向き合い、自分の人生の目的と目標について考えてみることです。成長し続ける人の特徴のひとつに目標設定が上手いという特徴があります。コロナ禍は全人類にかかってきた災いです。これが原因で達成できなくなった高校時代の目標は再設定しなければいけません。このコロナ禍を言い訳にせず、自分の未来のために前へ前へ進んでいくことが重要です。数年後にこのコロナ禍を前向きに乗り越えたから大きく成長できたと自信たっぷりに自慢できるようになってもらいたいと思います。
 
 
 

2020年5月28日木曜日

学校再開

 来週から学校再開となります。当面の間、コロナウイルス感染拡大防止策として分散登校となりますが、やっと学校に明るい声が戻ってくることを楽しみにしています。この感染症はこれからも注意をしながら付き合っていかなければいけませんが、当たり前の日常に一歩近づくことができることに喜びを感じます。休校の間に学校の周りの木々もしっかりと勢いを増し、正門の階段脇のツツジもしっかりと花を咲かせています。休校期間が季節が変わるほど長かったのだと改めて感じます。
 気持ち新たにし、学校生活を再開してほしいと思います。
 

2020年5月11日月曜日

転んでもただでは起きるな

 4/20(月)からの休校措置は、本日5/11(月)に学校再開の予定でした。その後4/28(火)に岡山県教委から県立学校の5月31日まで休校の延長が発表されたことに合わせ、休校を延長しています。コロナウイルス感染拡大防止のために行った作陽高校の対応の流れを振り返り、また現状での見通しを確認したいと思います。
 2/27(木)に出された全国への休校措置の指示を受けた休校から、3/23(月)に一旦休校を解除し、4/7(火)に始業式を行い、4/8(水)に放送による入学式ではありましたが新入生を無事に迎えることができました。しかし4/17(金)に緊急事態宣言が日本全国に拡大されたことを受け、本校も4/20(月)から5/8(金)の休校を決定し、実際には5/11(月)の再開でした。その後、前述しているように4/28(火)に5/31(日)までの休校延長を決定しました。生徒の皆さんへは4/24(金)に課題等を発送しました。そして今日5/11(月)2回目の課題を発送しました。また今週からはインターネットを介し、授業動画の配信、HRも開始します。現時点では6/1(月)からの再開の予定です。ただ再開後も感染拡大防止のために時間差登校などの措置をとることになり、不自由な学校生活での始まりとなります。
綿密な計画や予定というものは、はっきりと決まっている事柄から逆算して立てていくものです。しかし、このコロナウイルスの感染動向は今後も確定しているものではありません。今現在の予定もこれからも変更していく可能性があります。今後も作陽高校の情報発信SNSに注意していただきたいと思います。

「転んでもただでは起きるな。何かつかんで起き上がれ。」2年生3年生には全校集会で話をしたことがありますが、私の好きな言葉です。このコロナ禍で大切な高校時代を過ごさなければならなくなった生徒の皆さんの残念な思いはどれほど大きなものなのでしょうか。各種大会が中止となっている部活動、受験に向けての学習面への不安、友達との貴重な時間など通常であれば当たり前にあったものが抜けてしまっています。しかし、この映画のような現実は現代の文明をもってしてもすぐに解決できるものではないとても大きな壁です。日本だけではなく全世界の前に立ちはだかる大きな障害です。逆にとらえれば早く立ち上がって人一倍早く次に向かって動き出せば、差をつける大きなチャンスです。「待ち」のスタンスではなく、何を「攻め」ることができるかを、考えて実行してください。

2020年4月22日水曜日

今月の訓言

生徒の皆さんへ

 今週から休校となり、生徒の皆さんは各家庭でそれぞれの時間を過ごしていることと思います。まさか高校生になってここまで家族と過ごすことになろうとは全く予想していなかったと思います。各家庭でもいろいろなご苦労はあるかと思いますが、皆さんもまた皆さんのご家族も健康で過ごされていることを願っています。
 正門を入り階段を昇ったほぼ正面に「今月の訓言」が掲示されています。これは毎月作陽学園理事長からの言葉を記したものです。今月の言葉を記憶していたでしょうか。今月はすでに休校となっていますから見ることができませんが、今の皆さんに必要な言葉が書かれています。
 現在私たちは全世界的な大きな困難の中にいます。これは後に歴史の教科書に間違いなく残るであろう出来事です。それぞれ自分のやりたかったことがあると思いますが、誰であろうとすぐに解決することができない理由によって身動きが取れない状態です。この状況を自分自身がどう捉えようとも、この現状や事実は変えられないのです。受け入れて自分自身を責任を持って創っていかなければなりません。
 まだ休校は続きます。自分の将来に責任を持ち行動を起こし継続してください。また自ら相談を私たちに投げかけてください。この困難に受け身では飲み込まれてしまいます。積極的に立ち向かうことで、平時には得られない貴重なものが獲得できます。これをさらなる成長の機会としましょう。

2020年4月17日金曜日

休校措置

 16日夜に出された「緊急事態宣言」を受け、本校も4月20日から休校という措置をとることを決めました。新型コロナウイルスの感染拡大は、さらに深刻さを増しています。この世界的危機に対して、みな同じ気持ちを持ち立ち向かわなければいけません。

 この時期は、3年生にとって進路の最終決定に向けての大事な時期であり、1年生はやっと少し学校に慣れてきてここから高校生として活動の幅を広げていく時期です。また運動部の活動も本格的に公式戦が行われる時期でもあります。それがこの歴史に残る危機により、活動が全くできない状態となっています。生徒の皆さんも学校に登校して授業を受け、友達と談笑する何でもない日常がいかにありがたいものであったか、感謝すべきものであったかを実感しているのではないでしょうか。

 今、我々は目には見えないものに強烈な理不尽を強いられています。この理不尽は何をもってしても今すぐに解決できるものではありません。人に愚痴を言っても文句を言っても、この状況は変わりません。やりたいことがあっても、ただひたすら耐えるしかないのです。自らの行動に責任持ち自制することしか、この危機を少しでも早く終息させるためにできることはありません。

 しかし明けない夜はありません。いつの日かこの危機を乗り越え、我々が待ち望む平和な当たり前の日常が訪れます。その日までただ耐えるだけではなく、その瞬間から大きく羽ばたくための準備を今すべきです。その瞬間を待ち望みながら、地力をつける努力をコツコツと積み重ねてもらいたいと思います。

 困難を積極的に乗り越えることで、通常の生活で得ることができない大きな力を獲得することができます。この自然界から突き付けられた理不尽を跳ね返すために、出来ることは限られているかもしれませんが、前向きに実行していきましょう。
 

2020年4月8日水曜日

令和2年度が始まりました。

 本日4月8日水曜日に入学式を行いました。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から新入生のみの放送による入学式を行いました。それに先立ち前日に始業式を行いましたが、こちらもまた放送のみで行いました。世界は今、そして日本国内でも未だ休校措置をとられているところがある中で新年度を迎えることとなりました。
 何気ない日々が、どれだけ大切なものであったか、そしてありがたいものであったかが、身にしみてわかります。当たり前に毎年行っていたことがどれだけ重要なものであったかがよくわかりました。
 作陽高校は今年で創立90年目を迎えました。昭和5年に開学し昭和から平成そして令和と時代を跨いで歴史を積み重ねてきています。順調に歴史を積み重ねていくことが、実はとても大事なことなんだと今回の世界的危機で実感しています。
 岡山県真庭市に醍醐桜という名木があります。樹齢は1000年とも言われています。今までにどんな困難があろうとも、毎年立派な花を咲かせます。歴史や伝統はお金では買えません。瞬間的に作り出すこともできません。日々の小さな積み重ねを続けて、いつの日か大きな存在となれるということを醍醐桜が示しているように思います。
 今年度のスタートが世界的危機の中から始まりました。早期の終息を強く願いつつも、これを将来への成長の糧にしてもらいたいと思います。


2020年3月30日月曜日

桜散歩 3月29日夜

 鶴山公園津山城の夜桜です。桜まつりのイベントは中止になりましたが、ライトアップは行われています。例年はお花見を楽しむ方、宴会を楽しむ方々でかなりの賑わいを見せる時期です。今年は静かにゆっくりと鶴山公園を歩きました。まだ満開とは言えませんでしたが、さすがの桜でした。見上げて良し、見おろして良しの名所です。現在の社会情勢とは無縁に静かなお城山が頼もしく感じました。










2020年3月26日木曜日

2020桜散歩 3月26日夜

 朝の桜が素晴らしかったので、夜桜も見に行きました。ライトアップされ朝よりもさらに迫力が増しています。混乱の社会情勢の中で、推定樹齢150年のしだれ桜が例年と変わらず咲いていることに安心感を覚えます。津山城東むかし町の街並みとともに歴史に思いが巡ります。ただし道が狭いのでお車の方はお気を付けください。







2020年3月25日水曜日

2020桜散歩 3月25日

 城東むかし町のひとつ上の通りにある千光寺の桜が見頃です。夜はライトアップもされてまた迫力があります。快晴の朝に桜が見事でした。
 鶴山公園、衆楽園の前にいかがでしょうか?